中古着物の買取額が高くなるかどうかの一番のポイントはズバリ裄(裄丈・ゆきたけ)です。
裄丈は後ろの首の中心から袖口までの長さのことで、着た時に袖の長さとなります。
昔は小柄な方が多く、身丈はおはしょりで調整が可能なため長いまま残っている事が多いですが、裄丈は短い着物が多く、それを手足の長い現代の人が着るといわゆるツンツルテンになってしまいます。
そのため、裄丈の短い着物は買取額が安くなってしまいます。
金杯(金盃)24KGPの買い取り
たまに金杯(金盃)など、高く売れるのではないかと期待して買取依頼されてくるお客様がおられますが、ほとんどが金メッキで期待外れという結果になります。
24KGPと刻印のあるものは金メッキです。
金メッキは24K(24金、純金)の1/100程度の価値しかなく、金杯くらいの大きさではそこから金だけを抽出する手間賃にもなりませんので買い取りする業者は少ないです。
金盃1gあたり0.5円程度で買い取りしているところはありますが、よく見かける直径10cm以下の金盃の場合、重さは100g以下ですので金盃1個の買取額は50円以下になるでしょう。
干支や菊紋が描かれていたり、記念グッズだったりする場合は、時間はかかるかも知れませんが収集家の方に売れる事もありますので、フリマアプリなどに出品したほうが1000円~3000円程度で売れる可能性があります。